Caps Lockキー

用語の解説

Caps Lockキーとは

(キャップスロックキー,キャプスロックキー,キャピタルロックキー,キャップス,Capital letters Lock key,)
Caps Lockキーとは、キーボード上にある特殊キーの1つで、キートップに[Caps Lock/英数]や[Caps/英数]と刻印されたキーのことである。
Caps Lockキーは、アルファベットを大文字で入力する状態を保つために用いられる。 ちなみに、「Caps」とは「Capital letters」の略で、「大文字」という意味を持っている。 Caps Lockキーは、トグル方式でオンとオフとを切り替える仕組み(トグルキー)になっている。 通常、英語入力モードの状態で英字キーを打鍵するとアルファベットが小文字で入力される。 したがって、アルファベットを大文字で入力するには、Shiftキーを押しながら英字キーを打鍵する必要がある。 Caps Lockをオンにすると、Shiftキーを押したままの状態を保つことができるため、英字キーのみを打鍵してアルファベットを大文字で入力できる。 ただし、記号を入力するには、Shiftキーを押しながら入力する必要がある。 また、Shiftキーを押しながらアルファベットを入力すると大文字と小文字とが切り替わるので、Caps Lockがオンの状態でShiftキーを押しながら英字キーを打鍵すると、アルファベットが小文字で入力される。 Caps Lockのオンとオフの切り替えは、誤操作防止のため、システムや機構の面で工夫がなされていることが多い。 例えば、Caps Lockキーを単独ではなくShiftキーと同時に打鍵する必要があったり、単独で打鍵する場合でもCaps Lockキーがロック式(キーが押し下がった状態で固定するもの)になっていたりする。 また、Caps Lockがオンになると、キーボード上にあるステータスランプが点灯することによって入力状態を示すものが多い。 IDやパスワードの入力時にCaps Lockがオンになっていると、文字が正しく認識されないことがあるため、事前にCaps Lockの状態を確認する必要がある。 ちなみに、PC-98シリーズのキーボードでは、Caps Lockキーの位置がPC/AT互換機のキー配列と異なり、Ctrlキーの位置と入れ違いになっている。 そのため、PC-98シリーズのものを使い慣れたユーザーに対応するために、PC/AT互換機用でキー配列を変更できるユーティリティや、Caps LockキーとCtrlキーの位置が入れ替わったキーボードなどが発売されている。

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